時事

◆科目概要

 国家U種や地方上級試験には「時事」という名の科目は出題されませんが、教養試験における政治・経済の科目、また専門試験における国際関係や経済関係の科目で、時事がらみの問題が必ず出題されます。

 時事の問題は近年のホットな話題が出題される傾向が強いため、各科目の過去問演習では効率的な対策ができません。よって時事占用の対策が必要となります。

 実際、時事占用の対策をやっているかやっていないかでは本試験の得点にかなり影響が出ます。2次試験以降の話題の種にもなるので、新聞やニュースなどをあまり確認していない受験生は、この機会に社会事情をきちんと勉強しておきましょう。


◆お勧め参考書

公務員試験速攻の時事―教養・専門のあらゆる科目に対応! (平成20年度試験完全対応) (公務員試験)(実務教育出版/175ページ)


 今や公務員試験時事対策の定番テキスト。時事のホットな話題が「出題予想時事テーマベスト10」という形で厳選されており、試験に出る白書や統計、施策の重要ポイントがコンパクトに解説されています。

 また、テーマごとに「出る文」というまとめ文がページ下に設けられており、短時間で重要ポイントを復習できるよう工夫されています。

 本書で時事対策が完璧とまではいいませんが、本書の知識だけで本試験で3問程度は拾えます。本書にない知識が試験に出た場合は諦めるといった感じで、割り切って使うのが正しい使い方です。

 何より時事の知識は論文試験でも面接でも必ず要求されますので、本書で最低限の社会事情は把握しておきましょう。

 なお、本書の最新年度版は毎年2月頃に発行されますが、時事は情報が新しくないと対策してもあまり意味が無いので、最新年度版が発売されてから買うように。時事は3月頃から学習し始めても十分試験に間に合います。


公務員試験速攻の時事 実戦トレーニング編 平成20年度試験(2008) (公務員試験)(実務教育出版)


 上記テキストの姉妹本で、問題演習編。テキスト版と併用することで効率的に知識の定着を図ることができます。

 学習のモチベーションも維持できるため、ほとんどの受験生はテキスト編と問題集編をセットで持っており、受験生間で非常に高い評価を得ています。

 時事の問題集と言えばこれぐらいしかないので、手っ取り早く時事を身につけるには必携の1冊です。



◆学習指針

 時事の学習方法は簡単です。

 まず、速攻の時事テキスト編を通読します。重要事項は太字になっていますが、マーカーを使ってチェックすると頭に残りやすいです。

 新聞を読み慣れている人であれば、1日あれば余裕で読み終えます。時間をかけたとしても1週間程度で通読すること。

 何周かして「ある程度内容が頭に残ったかな」と感じたら、問題演習編で学習を始めましょう。問題を解きつつ、わからない部分が出てくればテキストで確認です。あとは他の科目の演習と同じように、問題を解いて確認の繰り返しで、問題集をしっかり潰してください。

 問題集に飽きたら再びテキスト通読の繰り返し。復習は1日1〜2テーマで十分でしょう。試験日までに可能な限り何回も読みまくって、試験直前にはテキストの内容をほとんど覚えているぐらいになっていることが理想です。

 実際のところ速攻の時事による学習のみで筆記試験は結構戦えてしまいますが、これに加え新聞を読む習慣を身につけているのがベストです。どうしても余裕が無い受験生も、筆記試験後は2次試験まで必ず新聞を毎日読むこと。新聞を購読していない受験生はヤフーニュース等でも構いません。

 時事的な知識が足りないと論文試験で苦労することはもちろん、面接でも「今日の新聞は見ましたか?」とか「最近新聞で気になる話題はありますか?」などのめんどくせー質問を投げかけてくる面接官が必ずいますから。

 なお、新聞を読んでいるだけでは公務員試験時事は攻略できませんのであしからず。統計データの数字等、細かい部分も結構出題されますので。

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