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過去問500

<対応科目>


○公務員試験 合格の500シリーズ 過去問500(実務教育出版)

 過去数年分の過去問に毎年最新の過去問を加えて出版される試験種別過去問集で、教養科目と専門科目に分かれており、それぞれ全教科の年度別復元問題が1冊に500問詰め込まれています。

 問題と解答解説が原則としてセットで1ページに収録されているため(問題がページ上部、解答解説がページ下部にある)、見やすく使い勝手がいいというのが本書の売りのひとつのようですが、受験生の中には「問題を解く前に解答が見えてしまうことがあるので、ページをめくる時に気を遣う」などという意見もあり、編集者の意図がやや裏目に出てしまっている悲しい側面も持っています。些細な問題ですが。

 本書は、教養と専門のそれぞれ1冊に全教科が収録されているため、志望試験種の出題内容を手っ取り早く把握することが可能。しかし、その分1科目あたりの収録過去問数は他の過去問集より少なく、かつ解答解説が極めてあっさりした造りとなっているため、既に紹介済みの上記過去問集のどれよりも初学者には不向きな過去問集だと言えます。

 それでも、問題が最新の本試験の出題順および出題数比率に応じて配分されているという過去問集は今のところ本書しかなく、試験直前期の集中演習時等に一気に過去問を解きまくるといった使い方が本書の適切な使い方です。したがって、本書も余裕がある人だけ買って、本試験の練習用程度に考えておくほうが無難です。分厚くて重いために持ち運びがキツイし、何よりやたらと値段が高いですからね。

 また、地頭が良い人で、試験日までもう全然時間がない人などが、ギャンブル的に本書だけで本試験に挑戦し、合格してしまうという話もたまに聞きます。ただ、市役所以下のレベルの試験では通用しても、国U・地上以上のレベルの試験ではまず歯が立たないかと思われますので、やはり解説が詳しく網羅的な過去問集をコツコツとこなすというのが合格への最短距離だと思います。

【まとめ】
 志望試験種の本試験の出題スタイルを把握するのには最適な過去問集。試験直前期等にザッと通るのが理想的な使い方である。「試験日まで残り1ヶ月しかない」などのほぼ合格は絶望な受験生は、コレに賭けるという手もある。ただ、軸となる過去問集をつぶすので精一杯の人達は、本書を買う必要は全くない。というか、ほとんどの受験生はそんな状況だと思う。

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