公務員試験対策室トップ > 面接試験 > 志望動機について

志望動機について(面接試験)

志望動機とは

 志望動機は、受験生の熱意を確認するために聞かれます。「本当にこの官庁に入りたいのか。内定を出したら、この官庁に入ってくれるのか。」という「本気度」を探っているわけです。

 内定を出したのに来てくれなかったら、官庁の採用計画が狂いますからね。いくら優秀な人材でも、来てくれる可能性が極めて低い人に内定を出すわけにはいきませんから、面接官も必死にそのあたりを確認しにきます。

 ということで、面接官を納得させることができるような説得力ある志望動機を練る必要があるわけですが、そのためには「実際に志望官庁において公務員がどのような仕事をしているか」を知る必要があります。それを知らないでは、真実味のある志望動機を語ることは困難だし、適当に捻り出した志望動機はどうしても薄っぺらい中身のないものになってしまいます。何より、勘違いや思い込みの情報で武装したまま面接に臨むと(そういう受験生は多いようですが。例:ファーバー主事)、面接官からキツい突っ込みをされ、撃沈する危険性があります。

 ところで、そもそも「公務員という安定した職業が魅力的だから」だとか「休暇が取りやすいから」などの志望動機である場合は、官庁研究などせずとも志望動機としては自分の中では確立されているわけですよね。これらが公務員の志望動機として正しいかどうかについての議論はここでは省略しますが(参考:人物試験対策開始時期)、本音と建前というものは、社会人として当然使い分ける必要があるわけです。それを使い分けることのできる能力というのも、社会でうまくやっていく上での必要能力なのです。

 面接試験でバカ正直に「民間に比べて楽そうだからです!」などと発言したところで、面接官が「コイツは正直なヤツだ」などとプラス評価してくれる可能性は極めて低いでしょう。「本音と建前も使い分けることのできない単なるバカだな。こんなのを採用すると、折衝や交渉でも失敗するんだろうな」と切り捨てられるのが関の山です。

 となると、建前でもいいので、面接官にある程度納得してもらえる志望動機を考えなければいけません。そこで、志望官庁の業務内容を知る必要性が出てくるわけです。

 もちろん、自分の性格や能力などを考えて、「仕事に対する自分の適正を考慮する」上でも、官庁研究は必須です。人生の大半を過ごすことになるであろう場所を選ぶわけですから、官庁研究の理由としては、むしろこちらの理由の方が重要でしょう。

 といっても、受験生が集めることのできる官庁情報の源は限られているため、実際にはどうしてもありきたりで似たり寄ったりの志望動機が多くなってしまいます。したがって、志望動機についても、自分の経験したエピソードに絡めて伝えるなど、リアリティとオリジナリティを持たせるよう工夫する必要があります。

 面接官はあまり受験生の志望動機に期待していないようですが、だからこそ面接官に「お?」と思わせるような志望動機を伝えることができれば、他の受験生に大きな差を付けることができるでしょう。思い込みや勘違いを排除し、自分自身が納得のいく志望動機を確立するためにも、しっかりと官庁について調べましょう。

官庁研究の方法

 官庁の情報収集原は、概ね4つ考えられます。順に説明してゆきます。

 @まずは、パンフレットです。パンフレットは各官庁による採用説明会等で無料で入手できますが、現在では各官庁のウェブサイト等で無料で閲覧又はダウンロードできるので、是非活用しましょう。(参考:国家公務員採用試験ナビ)

 ただ、パンフレットは手軽に入手できる情報原として有用ですが、内容が表層的で各官庁の良い部分しか掲載されていないため、参考度としては微妙です。業務内容を外観するのには使えますが、志望動機の根拠に使う上での情報原としてはあまりお勧めできません。

 A次に、書籍。公務員試験情報と併せて各官庁の情報が掲載されているような受験生用ガイドブックもあれば、現役公務員や新聞記者等による公務員の業務内容や実態に関する書籍があります。

 市販されている受験生用のガイドブックは、官庁の詳しい業務内容を把握するのには適していませんが、おおまかな業務内容や政策等は把握できるでしょう。ただ、受験生用ガイドブックも上記パンフレットと同様に、公務員の悪い部分はあまり載っていません。

 受験生は、公務員という職業の良い部分はもちろん知るべきですが、一方で公務員の腐った部分とかキッツイ部分も同時に知るべきだと思うので、そういう意味では元公務員等が生々しく公務員事情を語っている本を読んだ方が、公務員という職業の実情を知る上では参考になると思います。実は悲惨な公務員 (光文社新書) とかの著者である山本直治氏の著書でそういうのが多いので、機会があれば一読をお勧めします。なお、読み終えた後に公務員に対する希望がへし折れたとしても、責任は負いかねますのでご了承願います。いや、ほんと参考程度にね。

 Amazon等で「行政・官公庁」や「公務員・官僚」のカテゴリーで検索をかけると、その手の本がたくさん見つけることができると思うので、良さそうなのを探してみましょう。

 B3つめは、インターネット。今や最も手軽に情報収集できる、受験生にとっての必須ツールですね。ちょこちょこっとググればいくらでも公務員の実態に関するブログやら記事やらが検索にひっかかりますし、現役公務員が活発に議論を交わす掲示板も存在します。まさに情報の宝庫ですね。しかし、その膨大な情報量ゆえに、質が良く信憑性の高い情報もあれば、ライバルを蹴落とさんとする悪意に満ちたガセネタも蔓延しているので、ネットの情報を鵜呑みにせず、情報を取捨選択する冷静な判断力が要求されます。

 C最後に、OBやOGです。公務員の仕事を知る一番の方法は、「現職に直接話を聞くこと」です。書籍やパンフレットでは得られない、生のリアルな情報を得ることができます。近年は採用説明会を実施する官庁も増えてきているので(秋が主流)、現職公務員から話を聞く機会も増えてきておりますが、採用説明会でもあまり公務員の本音を聞くことはできないので、「公務員の本当のところ」をぶっちゃけて聞きたいのであれば、OB・OG訪問など身内に聞くのが一番オススメ。だから、志望官庁に大学の先輩等がいれば、躊躇せずに是非面会をお願いしましょう。

 他にも、受験友達と積極的に情報交換するなど、あらゆる方面から自分にとって有用な情報を集める努力が必要です。そのプロセスで、自然と自分なりの志望動機が固まってくるでしょう。

スポンサーリンク スポンサーリンク
    
ホームサイト概要会議室意見交換室得点計算室リンクについてリンクページ問い合わせサイトマップ
Copyright (C) 公務員試験対策室 , All rights reserved.
omo