自己PRについて(面接試験)

自己PRとは

 面接試験で受験生の求められる項目として最も代表的なものに、「自己PR」があります。ここでの自己PRとは、「私の名前は○○です。趣味は××で、得意なことは△△です。」といったような単なる自己紹介ではなくて、志望する官庁に「自分を売り込む」行為を指します。

 具体的には、「私はこういう性格で、こういう能力を持っている。そしてそれは今志望している官庁の目的と性質に合っており、自分が採用されることで当該官庁の活性化につながり、ひいては国民、市民に貢献することができる」ということをアピールする行為です。そしてこのことは、職員の採用を検討する上で面接官が最も知りたいこと、聞きたいことなのです。

 広義には「面接試験そのもの」が自己PRの機会と言えるでしょう。面接官からの質問に対して応対する姿勢のすべてが自己PRになっていることが理想です。自分の良い部分を売り込み、悪い部分も良いイメージにすり替えて売り込むのです。

 そして、自分自身をPRした結果、面接官に「当職に必要な人材である」と判断されれば、採用される可能性が大きくなります。

 自己PRは、受験生の考え方や人間性をはかる上で非常に重要視されます。受験生間であまり差がつかないとされる志望動機よりも、重要な項目といえるでしょう。

自己PRには自己分析が必須

 面接官を納得させる自己PRを実現するには、自分自身を「熟知」している必要があります。自分の長所や短所が把握できていれば、長所はより優れた点としてアピールできるし、短所は克服できるものとして説明することが可能となるからです。また、自分の特徴をすぐに言葉で表現できるレベルで準備しておけば、少なくとも自分に関係する質問には自信を持って回答できるはずで、心にゆとりをもって試験に臨むことができます。

 「自分を熟知とかいわれても、自分のことなんだから知っていて当たり前でしょ」と思われるかもしれませんが、自分に対して自分が持っているイメージというものは、果たして本当に「客観的な」イメージでしょうか。「思い込み」の部分は無いでしょうか。

 中には常日頃から自分を客観視できている人もいるかもしれませんが、他人から見た自分と自分から見た自分とは、イメージが若干なりとも乖離している場合があります。「○○さんって、◇◇なところがあるよね。」と言われて、「えー、そうかぁ?たまにそういう風に言われることもあるけど、自分ではあんまり自覚ないなぁ」とかいう会話、経験ないですか?

 いずれにせよ、面接本番で「自分はこういう人です。」と主張しても、面接官に「そういう風には見えないねぇ。思い込みじゃない?」みたいに返されてしまっては、辛いですよね。自分を客観視できていない、と判断されると、評価はガクッと下がります。

 説得力ある自己PRを実現するためにも、自己分析を入念に行い、「自分はどういった人間か」をしっかりと整理しておきましょう。

自己分析の方法

 で、自己分析の方法ですが、これはもういろいろあると思いますが、まずは自分が思う自分の長所や短所、また自分の特徴や印象に残っている経験などを、ノートやパソコンを使って書き出せるだけ書き出してみましょう。それにより、ぼんやりと持っていた自分のイメージが、はっきりと目に見える形で確認できるようになります。

 また、家族や友人、学校の先生など周りの人に聞いて、「自分はどんな人間に映っているか」を教えてもらいましょう。「客観的なイメージ」を確認するのです。そして、確認した自分の長所や短所、その他の特徴などについて、面接試験で使えそうなポイントをピックアップするとともに、自分の長所が生きた経験や自分の短所の克服方法、また短所をカバーするための努力などについて考えるなど、掘り下げていきましょう。

 「面接カード〜内容面の注意点」の記事にも書いてあることですが、自己分析の際は、「アピールポイントを絞る」ことと「エピソードに絡める」ことを特に意識して取り組むようにしてください。

 人それぞれ、必ず何らかのアピールポイントは存在すると思います。中にはアピールポイントがたくさんある優秀で万能な方もいらっしゃるかとしれませんが、そういう人であってもアピールポイントは絞った方が説得力が増します。何でもかんでもアピールすると、「ウソじゃねーの?完璧超人じゃねーか」などと信憑性を疑われる危険性がありますし、単なる自慢話になると面接官から「なんかムカツクな」などと悪いイメージを持たれる危険性がありますからね。面接官も、人間ですから。

 また、近年の公務員試験における面接では、コンピテンシー面接(出典:人事院報道発表資料)たるものが一般的なものとなっているため、自分の実際の体験(エピソード)に基づく自己PRというものが非常に重要です。なので、課外活動についてでも記述しているように、学生のうちは勉強だけでなく様々なことを経験するよう努力してください。

 なお、ここでは「面接試験で自己PRすること」を目的として自己分析の必要性を説いていますが、自己分析の究極的な目的は、「自分のライフプランを設計すること」にあることは既に2次対策開始時期の記事で示唆しましたとおりです。だから、「自己分析なんてめんどくせー」といった気持ちで取り組むのではなく、「明るい未来を築くために今しっかりと自己分析しておこう!」といった前向きな姿勢で楽しく自己分析に取り組みましょう。

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