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公務員試験の勉強スタイル

 公務員試験の最大の特徴は、やはりその「膨大な出題範囲」です。合格するためには、国家U種にしても地方上級にしても、教養科目と専門科目をあわせて30科目近く学習する必要があります。勉強の範囲については、大学受験の比ではありません。また、大学1年や2年の頃から公務員を志望し学習を始める人もいますが、そんな人はごく一部の人で、ほとんどの受験生は浪人生以外は1年程度の勉強期間で受験に臨むことになるため、とにかく効率の良い勉強をしない限り、現在の公務員試験に合格することは非常に困難だといえるでしょう。

 こういった吐き気をもよおす程の膨大な出題範囲を誇る公務員試験を、半年から1年という短期間で合格するためにはどうすればいいのか。何から始めればいいのか。初学者の方達は途方に暮れます。そこで、まず最初に考えることは「予備校に通うか独学で学習するか」ですね。この点については「公務員試験入門」の予備校か独学かのコンテンツでクラフト副長がしつこいぐらい説明しておりますので、省略させていただきます。

 では、予備校生の方も独学者も含めて、公務員受験勉強を効率的に進める上で要求される一般的な勉強スタイルについてまずは述べて行こうと思います。

◆志望職種の出題科目と出題数を把握する

 まず最初に必要なことは、自分が志望する公務員試験に出題される科目と、各科目の出題数を知ることです。何から手をつけるべきなのかを把握しないと、勉強を始めることができませんよね。

 また、併願受験をする場合には、この「試験種の出題科目、出題数を把握する」ということが特に重要になってきます。例えば国家U種と地方上級を併願する場合、専門科目である憲法、民法、行政法等の法律系科目、ミクロ経済学、マクロ経済学等の経済系科目、政治学、行政学、社会学等の行政系科目は重なってくるので、どうしてもメイン科目として重点的に勉強する必要性が高くなります。

 これらを知っておくことは、スムーズに学習を始める為の最低限の準備です。なお、各試験種の出題科目と出題数については、「公務員試験入門」の試験概要の項目で扱っておりますので、参照してください。

◆捨て科目とそうでない科目を見極める

 これも公務員受験勉強においては非常に重要です。そもそも公務員試験は出題科目が多過ぎるので、時間を効率的に利用するためには勉強しなくても良い科目は思い切って捨てなければいけません。例えば、範囲が膨大な割には出題数が少ない科目や、昔から細胞が拒否反応を示す程苦手な科目などは、得点にあまり影響しないと考えて、積極的に捨てる必要があります。

 公務員試験勉強では、この捨てる勇気が非常に重要です。どれもこれも勉強しようなんて考えてたら、どれもこれも中途半端になります。何より、時間がいくらあっても足りません。一方で、苦手であっても出題数が多い科目や、自分が得意とする科目、つまり重要な科目や得点しやすい科目は、重点的に学習しなければなりません。

◆広く浅く学習する

 公務員試験は出題範囲が膨大だということはもう十分解っていただけたと思います。そろそろいい加減ムカついてきてる頃でしょう。フフフ。とにかく、公務員試験はそういった性質から、広く浅く勉強するというのが鉄則だと言われます。

 実際その通りで、公務員受験における各科目の勉強については、大学受験における2次試験の筆記対策のように、「骨の髄までしゃぶり尽くす」といった感じの深い学習は必要ありません。法律にしろ経済にしろ行政にしろ、元々極めて奥の深い学問です。そんなものを本気で理解しようとしたら何年かかるかわかりません。公務員試験のような出題科目の多い試験では、多くても一科目せいぜい10題程度な訳ですから、当然各科目の出題範囲は限られてきます。近年難化傾向が続いている公務員試験といえども、教養試験にしろ専門試験にしろ、基礎的な知識に基づく出題がほとんどです。

 そういった意味で、公務員受験勉強においては、科目が多い分広く勉強する必要はありますが、各科目については深く掘り下げて理解する程の必要はないと言えるのです。

 「浅く勉強する」というのがいまいちピンと来ない方のために説明させていただきますと、要するに公務員試験勉強においては、「理解する」よりも単純に「覚える」作業が重要だと言うことです。これは後ろの項目でも説明しますが、例えば公務員試験勉強は「参考書を読んで理解する」というスタイルよりも「過去問をひたすら解きながら覚える、あるいは覚えてから解く」というスタイルの方が圧倒的に効率的だと言えます。

 いちいちじっくり理解しながら学習するほど時間的猶予もありませんし、その必要もありません。もちろん理解しないと覚えることができない科目や部分も多々ありますが、理解できずともとにかく覚えてください。覚えてさえいれば案外解けてしまう問題が多いのが公務員試験です。公務員試験というものがそもそもそういう性質であるので、それを決して忘れないでください。

◆繰り返し学習する

 公務員受験勉強では単純に記憶する作業が重要だと言う事を既に述べましたが、「単純に記憶する」という作業は結構大変です。ではどうすればいいのかと言うと、記憶するにしろ理解するにしろ、復習することが極めて重要だということです。

   合格するまでの一つの基準としては、志望する公務員試験に出題される各科目について、同じ過去問題集を最低3周はする必要があります。当然駄菓子でも食べながらダラダラと勉強して3周という意味ではなく、一つの科目について集中して3周きちんと問題を解く(覚える)ということです。

 ここでポイントは、「同じ過去問題集を使う」というところです。よく一つ問題集をこなしたら、今度はまた違う問題集へ移り、それを繰り返すという受験生がいますが、ものすごく無駄です。大切な時間とお金をドブに投げ捨てる行為です。先に申しあげたように、基本的に公務員試験勉強は記憶することが最も重要です。問題集を1回通っただけでは、よっぽど頭脳明晰な方でない限り、やり終わった頃にはかなりの内容を忘れています。知識が定着しないということです。そもそも人間とは忘れやすい生き物ですから、同じことを何度も何度もできるだけ短期間に繰り返すという作業をしないと、脳に記憶として残りにくいのです。

 具体的な勉強法についてはまた後ほど詳しく記述いたしますが、知識を定着させるにはとにかく復習が大切です。これは公務員試験に限ったことではないのですが、この繰り返し学習するという行為なしには公務員試験合格はあり得ないと考えてください。マジあり得ないですから

 公務員試験勉強の一般的な進め方を大まかに見てきました。これらは基本事項ですが、この基本的な姿勢を保つことが案外簡単ではないのです。公務員試験は、何となく勉強して合格できるような試験ではありません。戦略を立て、根気よく、効率的な学習を展開してゆきましょう。

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