新スーパー過去問ゼミ2

<対応科目>


○公務員試験 新スーパー過去問ゼミ2(実務教育出版)

 公務員試験過去問集の定番と言えばコレ。
 公務員受験生の間ではスー過去という略称で親しまれ、公務員試験業界でその名を知らない人間はいない、あるいはその名しか知らない人間がいるという程に有名な参考書兼問題集です。国家公務員2種・地方公務員上級受験レベルを想定した造りになっていますが、国家公務員1種の問題も多数収録されており、事実スー過去のみで国家1種の1次試験をクリアした人もいます。

 平成19年度に、「新スーパー過去問ゼミ」から「新スーパー過去問ゼミ2」として最新の出題傾向に沿った内容へと大幅改訂され、質・量ともに一層の充実が図られました。

 章ごとに試験別出題傾向と対策について大まかな説明があり、必修問題→重要ポイント(レジュメ)→実戦問題という流れで各テーマが構成されています。国家1種、国家2種、国税専門官、地方上級と幅広い公務員試験種の過去問が収録されており、かつ各試験種における各テーマの頻出度が明記されるとともに、問題の難易度が★マークで示されているため、問題の取捨選択がし易く非常に効果的に学習を進めることができます。まさに痒いところに手が届く安心設計の一冊だと言えるでしょう。

 実戦問題の解説が各テーマの最後に載っているため、「問題を読んですぐ解説を読む」という学習スタイルで演習を進める上ではやや使いにくい点はありますが、この過去問集のクオリティを考えればそんなのは些細な問題です。使いにくさが気になってガタガタ震えだす等のデリケートな方以外は、黙ってスー過去をコツコツやってりゃ合格ラインに到達します。

 私もこのスー過去には非常にお世話になった訳ですが、特にオススメの科目がミクロ経済学・マクロ経済学、憲法、民法T、民法U、労働法です。

 「重要ポイント」という要点整理のレジュメの部分が秀逸で、ミクロ・マクロ経済学と憲法、労働法にいたっては、理系学部出身である完全初学者の私でさえ、参考書無しのいきなりスー過去演習で得意科目になりました。

 民法についてもレジュメ部分が最高に良い出来なのですが、法律に馴染みの無い学部出身者等はスー過去の前に導入本を読んだ方がいいかもしれません。民法ムズイです。

 経済原論も民法もそれぞれ2冊ずつと分量は多いですが、やり込む価値は十分にあります。レジュメ部分が本当に良い。試験日まで半年程度猶予があるなら、迷わず使うべきです。

 なお、スー過去も行政法だけは初学者にはオススメできません。新スーパー過去問ゼミ2に改訂されることにより、レジュメ部分に判例がたくさん収録されるなどクオリティは上がりましたが、依然初学者にはやや敷居が高い造りになっています。過去問は厳選されており良問が揃っていますが、条文や判例の引用が中心の端的過ぎる解説であるが故に、初学者にはスムーズな理解が難しく、知識が頭に定着しにくい訳です。といっても過去問集としては優れており、難化傾向にある公務員試験をクリアするにはやっておくべきなので、導入本を読んでからか2冊目以降に使うのがオススメです。イエロー本でも他のサイトでもスー過去行政法は解説があまりよくないとありますが、ホントに初学者にはキツイです。

 また、一般知能(数的推理・判断推理)は分量が多過ぎるので、時間がある人はやって損はありませんが、時間の無い人は全部やるのは無理です。LECの「畑中シリーズ」など他のテクニック本等を利用するか、取捨選択して問題を解くなど柔軟に対応する必要があります。

 あと一般知識の自然科学、人文科学はそれぞれ一冊に数科目を詰め込んでいるため、正直言って問題数及び解説の記述が足りません。これはスー過去に限ったことではありませんが、一般知識を凌ぎではなく得点源とするつもりなら、公務員試験用の問題集をやるよりも、大学受験時に使った参考書や問題集を使う方が断然良いです。本書は一般知識科目にある程度自身があり、高校時代の知識をざっと復習するという程度に考えている受験生に適しています。

【まとめ】
<特におすすめ>憲法・民法T・民法U・ミクロ経済学・マクロ経済学・労働法
<おすすめ>概ね全部。ただ行政法は一冊目としてはハードル高し。

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